災害支援ナースとは

災害支援ナース

災害支援ナース

災害支援ナースとは、日本看護協会にあらかじめ登録した、災害を受けた地域の被災者や看護師の身体的・精神的負担を軽くしたり、支援する役割を持った看護師のことを指します。そして、実際に災害を受けた地域の医療活動を看護師として支える任務にもあたります。
災害支援ナースの被災地への支援活動は、自己完結型が基本になります。

 

 

自己完結型とは

自己完結型とは、被災地で活動する際に、衣・食・住の全てを自分で賄うことです。
被災地で活動する中で、衣・食・住の部分を支援する者が自らであらかじめ準備して現地に行かないと、被災者の負担を増やす可能性が高くなるからです。
衣・食・住は被災者にとっても優先されるべき事柄なので、その部分を支援する=自己完結型で被災者に負担を掛けないということが重要になります。

 

 

災害支援ナースになるには

日本看護協会で一定の条件を満たして災害支援ナースとして登録する必要があります。必要な要件が日本看護協会のホームページに掲載されています。

 

@看護師としての実務経験が5年以上
A各都道府県にある看護協会の会員
Bあらかじめ災害支援ナースの研修を受けている
C勤務先の所属長の許可

 

 

さらに、このようなことが推奨されています(絶対条件ではありません)。
@年に1回など、継続して災害看護研修や合同防火訓練に参加できる
A派遣されたあと、終了後に各都道府県の看護協会での会合に参加・報告
B災害支援を補償する保険に入っている

 

 

無事、登録されたら,、その後は各都道府県の看護協会がそれぞれ決めている更新期間があるのでそれに合わせて定期的に更新する必要があります。
都道府県協会が定める災害支援ナースの更新期間に沿って、定期的な登録更新が必要です。

 

ゲリラ豪雨で冠水

 

実際にはどのように派遣される?

大きな自然災害が発生した際、その災害の大きさによって3段階の区分があります。
そして、その段階ごとに決められた手順で日本看護協会か、災害発生の都道府県にある看護協会で具体的な派遣の調整がされます。

 

 

災害支援ナースは、災害発生時、看護協会の指示のもとで速やかに現地に派遣されることが望ましいですがここで一つ、意外な大きな壁があります。

 

 

それは、上にも挙げましたが「所属長の許可」です。災害派遣ナースに登録したまではよかったけど、実際の災害時に所属長の許可が下りずに派遣できない可能性も十分考えられます。
昨今の慢性的な看護師不足の影響で、「支援に行かせる余裕がない施設」も存在するのが事実です。

 

 

そもそも、災害支援ナースの登録に理解を得られない、許可しない医療機関も存在します。災害派遣ナースとして積極的に活動したい場合には、まず勤務先が制度に理解を持ってくれることが重要です。

 

 

あなたの勤務先は大丈夫ですか?

 

 



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